2012年7月中旬、大阪府職員(人事課)の天下り斡旋問題が報じられました。問題となっているのは、2010年から2011年にかけておきた、外郭団体のOB職員3人に対しての損害保険会社への再就職斡旋。
大阪府では、天下りによる企業と職員の癒着を防止する為の制度として「人材バンク制度」の運用を行ってきましたが、今回この人材バンク制度を利用せずに、再就職先を斡旋したことが問題となっています。
今回の問題に対して、松井一郎大阪府知事は問題の詳細、原因の調査を行うことを発表しており、場合によっては人材バンク制度自体の見直しや修正が行われる可能性もあります。
一時に比べ言葉を耳にする機会が減った「天下り」。実は、その天下りが減ったのではなく、天下りがより発覚しにくくなっているだけのかもしれません。